優しい看護師さん

2018年2月7日死産の記録

旦那が仕事に戻ってしまい,一人になった.

程なくして,看護師さんが病室に入ってきた
先生方からの説明の間も私が泣いていたから心配してくれたんだと思う.

さっきの話の雑談をして,
「検査やることにしたんですか?」と聞かれ,
「はい,めんどうなことを言ってスミマセン」と私も謝った.

すると看護師さんは,
「めんどうだなんてそんなこと全然ありません,
むしろ,◯◯さんは大丈夫ですか」と心配してくれた.

旦那が独断で検査を進めようとして,
私の心をないがしろにしているとうつったのかも・・・
検査の説明を聞いたり話したりする旦那はすごく仕事モードで,
冷徹な人に見えたのかもしれない.

「全部を知りたいんだと思います,
旦那は旦那なりに納得したいのかもしれません.」
そんなことを言ったと思う.

そのあと,看護師さんは,ある本を机に置いてくれた
その本は3冊あって,
「この本はここに置いておくので,見ても見なくてもいいですから
◯◯さんが読みたいなあと思ったらでいいですから.」
と.

どの看護師さんも,私が流産して死産のための入院なのだ
ということを把握していて寄り添ってくれた.
決して,他の妊婦さんにかけるような言葉,
赤ちゃん楽しみねとかそういうたぐいのやつは
うっかりでも絶対に言わなかった.
妊婦さんがたくさんいるのにもかかわらず.

 

『ママのおなかをえらんできたよ。』(リヨン社)

『ママ、さよなら。ありがとう』(リヨン社)

 

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Posted by poyogami