赤ちゃんからのメッセージ 本との出会い
3冊はすべて同じ作者,胎内記憶の研究をしている池川明さん
という産科医の先生が書いた本だった.
その中に,「ママ,さよなら,ありがとう(天使になった赤ちゃんからのメッセージ)」という本があった.これを読もうと手に取った.
『ママ、さよなら。ありがとう』(リヨン社)
タイトルを見て,ちょっとびっくりした.
赤ちゃん目線で語りかけるようなタイトルだったから.
びっくりしたということは,
私はこの時まで赤ちゃんが一人の意思を持つ人間だ
ということに気付いていなかったからなのかもしれない.
この本は,亡くなってしまった赤ちゃんからのメッセージを受け取ったお母さんの体験談を綴ったものだった
私はスピリチュアルなものはあまり好きではない,
でも,何度も何度も読んだし,この本に本当に救われた.
本によれば,赤ちゃんはそれぞれ意味を持ってお腹にくるそうだ.
赤ちゃんはママのことがとっても大好きで,ママにメッセージを伝えに来る.
でも,帰ってしまったあかちゃんは,
今は帰ったほうがママにとっていい,と赤ちゃんが判断して帰っていった,とか
ちょっと旅行のつもりだった,とか,
下見にきただけ,とか,
疲れたから帰るけれど,また来る,とか
なんとも様々だった.
エピソードを読み進める中,堰を切ったように,
もしかしてお腹の子は私にこんなことを伝えに来たのかもしれない
という気持ちがあふれてきた.
エピソードを読む度に,
もしかしてこの子はこうだったのかも
あーだったのかも
もしかしてもしかして・・・・
何度も何度も心が揺さぶられた.
お腹の子は,私を悲しませるために来たんじゃないんだ,
私のことが大好きで,私にメッセージを伝えようとしてくれたんだ...
きっとあの子は,
私に,憎しみの気持ちを捨てて,自分を解放してほしい
そう言っているような気がした.
憎しみが心のなかに巣食っていた私に,
もう許して自分を楽にしてあげて
と,そう言っているような気がした.
入院前日,祟り神になってしまうよ!
そう教えてくれたのは,この子だったんだろうって思った.
3冊がこちら.
『ママ、さよなら。ありがとう』(リヨン社)
『ママのおなかをえらんできたよ。』(リヨン社)
『ママのおなかをえらんだわけは・・・。』(リヨン社)