死産の届出の話

2018年2月7日死産の記録

戻ると,個室を用意してくれていた.プラス料金💨
でも,普通の妊婦さんと一緒になるよりいい.配慮ありがとうございますって感じだ.

最初のトイレは呼んでくださいということで,トイレに行くときに看護師さんを呼んで用を足した.恥ずかしいね.

最初のトイレも終わり,本を読んだりしながら過ごしていると,看護師さんがへその緒を届けてくれた.細く小さなへその緒.まだ濡れている.
昔,小さい頃に兄と私のへその緒を両親に見せてもらったことがある.
それと比べるとやっぱり遥かに小さくて細い.
でも,私とこの子がつながっていた証なんだなあと思って嬉しかった.
残念ながら小さすぎて足型は取れなかったそうだけれど,全く問題ない.
むしろ取ろうとしてくれたことが本当に嬉しかった.
ありがたいね

そのあと,夕方に旦那が仕事を終えて来てくれた.
看護師さんにお願いして子どもを連れてきてもらった.
初めての親子三人での時間.

この子の顔を見ながら,このきれいな姿について語り合い,16週でこんなに大きくなる,
そんな壮大な奇跡みたいなものを噛み締めた.
写真を撮ったりしながら,かわいいって言ってもらえた,顎があなたに似ているみたい,手術がこうでね・・・みたいな話をした.

そのやり取りの中で,「もう,お前は金食い虫だなあ〜」って子どもに言ったの.
私の中では,「旦那に似てこのぉ〜」っていうテンションだったんだけれど,今振り返ると後悔だな.
旦那は,「そんなこと言わないで」って言った.
すぐ,後悔.ごめんと思った.深い意味はない.むしろ,似ているところってことで肯定的に捉えて言ってしまった

旦那は「病理に出すことは.この子のことを全部知りたいと思うから.
出来る検査をせずに終わらすのは出来ないと思った.障がいがあったとしても全部この子の個性だから.この職業について出来る検査があることを知っているのにしないのは出来ない」
というようなことを言った.

そうだよね,わかっている.
変なこと言ってごめんね
ほんとにごめんね

そのあと,看護師長さんが死亡届の説明をしてくれた.
役所に死亡届を出し,火葬の日を決め,証明書を持って来て欲しいと.
そして,エンジェルボックスに入れる物があったら用意して,と.
ベビー服とか,お花とか,折り紙,絵本などを入れる人が多いそうだ.

なるほど,火葬までに用意してあげないとな.
とりあえず明日退院したら役所に行かないと.

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Posted by poyogami