産後2回目の健診 18トリソミー確定

死産の記録

クアトロ検査は確定診断じゃないから,

クアトロ検査の結果だけでは実際に18トミソリーだったかはわからない.

羊水穿刺ではじめて確定する.

でも私の子はそこまで生きられなかったから

受けていない.

もし,あの子がお腹の中で生きていたら,

どうしていたかな・・・

私は羊水穿刺を受けることになっていたんだろうな...

その先はどうしただろう・・・

と思って恐ろしくて思考を停止した.

 

それからは18トミソリーを調べる日が続いた.

生まれてくることが難しく,

生まれたとしても生まれてすぐに亡くなってしまう・・・.

たくさんの管につながれた赤ちゃんの画像を見て,

なんとも言えない気持ちになった.

 

その後,死産後,2回目の健診に行った.

1回目の絨毛の検査では特に異常は見られなかった.

2回目の健診では,病理の検査報告書が出て,

おじいちゃん先生から,18トリソミーだったと説明を受けた.

トリソミー 18を伴う男性核型
正常女性核型
2種類の核型を認めました

と用紙に書いてあり,

正常女性核型というのが私由来のもので,

トリソミー18を伴う男性核型というのが,

子どものものだという.

そうかもしれないと思っていたからか,

ああ,そうだったんだな,と素直に受け入れている自分がいた.

落ち着いていたと思う.

おじいちゃん先生は,

この病院でも,少し前に生まれたと教えてくれた.

母親の胸に抱かれてそのまますぐに亡くなったそうだ.

こんな近くに,そんな辛い思いをした家族がいるなんて,

その人は大丈夫なんだろうか・・・.

もしかして私もそうなっていたかもしれない,

わからないけれど・・・.

 

おじいちゃん先生は,

「あんたは,逆の宝くじに当たったようなものだから,

それくらいの確率だから,次の妊娠もそのくらいの確率.

だからそんなに心配しなくても良い」

と言った.

人間である以上,誰かがその宝くじを引いてしまうんだ.

いつも誰かがこんな思いをしているんだ.

宝くじが当たるくらいの確率だけれど,

でも誰かに必ず当たるんだ.

そう思うと,確率が低いからって安心しなさいと

言われても,安心できない.

 

クアトロ検査も,陽性が出る確率の方が低いし,

18トリソミーも,ダウン症より出る確率は低いようだし,

15週未満と以降では,15週以降の流産の確率のほうが低いし,

確率で言うといつも低い方だったのに,

でも私は全部低い方の確率を当てた.

そういうことだってある.

 

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