夫とあの子のことを話し合う
子どもが生きていたら私は,どうしたんだろう
って,ずっと考えるようになって,とても辛い日が続いた.
夫が仕事に行っている間,
ぎゅーっと締め付けられて
息ができないような感覚になることが多くなった.
夫が帰ってくると,夕飯を出しているときに涙が溢れてきた.
夫がその度に私の思っていることを聞いてくれた.
毎晩毎晩,私が話すことひとつひとつに夫なりの考えを教えてくれた.
一人だけで考えていると,いつの間にかおかしな方向に行ってしまって,
一つの考えに対する答えが,雪だるまみたいにたくさんの大きなカタマリ
みたいになっていることがある.
その大きなカタマリは大抵,負の気持ちから作られたもので.
重くて辛い.
それを夫が,シンプルにしていってくれた.
毎晩そんなことが繰り返された.
毎日メソメソしてちゃいけないし,
夫にも申し訳ないと思っていて,
それを夫に伝えてみると,
「◯◯が一人辛い思いをしているのは,自分もさみしいから,
辛いことは話して」と言ってくれた.
言っていいんだなあと思うと,
それからは遠慮することなく,
自分が今,どんな思いでいるのか,
どう辛いのか,を夫に話すことができた.
旦那には本当に感謝している.
そうしているうちに,
徐々に重いものが取れていった.