掻爬手術?

2018年2月6日死産の記録

掻爬手術と言うんだろうか???
子はもう出ているけれど,中のものを全部出してきれいにする手術をした.

赤ちゃんは一旦預かってもらい,
痛み止めの手術を打ってもらい,それが痛かった
じくーっと.
大した事ないけれど,その時はもう痛いのはノーサンキュー!!って感じになっていたのでね

それで,ベッドに寝たまま移動.エレベータもベッドで行けるやつに乗って,緊張は高まります.
今まで健康体で生きてきたので入院も手術も初めてで,そんで怖がりだし

手術室に入ると,もうドラマ!頭上には円形の電気がたくさんついていて,シャワーキャップみたいなのをかぶった人々がいて,

「名前を教えてください」「何の手術をこれからするのか言ってください」と言われ,「え?知らないの?」って思ったら,確認作業だったり
シャワーキャップの人たちが専門用語をわーわー喋って,先生にいろいろ確認してて,もうそういうのが恐怖.ドラマだ・・・

って思っていたら,おじいちゃん先生が「そんな顔するなよお,寝てたら終わる,大丈夫だからわはは」って笑って私の顔をなでてくれた,優しい・・・おじいちゃーん
そしてこれからの説明をしてくれた.

「これから,麻酔を何回か入れるからなあ,眠くなるからなあ,一回目入れて,二回目はちくちくするぞお,その後はもう寝ちゃうから」
と言って,シャワーキャップの人に,点滴を入れるように指示した.
「今,麻酔入ったからなあ,ほらうとうとするかあ?」と聞かれたので,
「うーん,まだです
と答えた.「そうだな,まだだな,次はチクチクするけれど,大丈夫だからなあ」と言って,また指示.本当に腕がちくちくする,こんな感覚は初めてで,
「いたいーいたいー」と言ったら,先生が「全部入れて」って指示した.
ひいー
そしたら,ぼうっと,ふわーってしてきた.
ああ,これは効いているのかな
って思った.
おじいちゃん先生が,「ほうら,もう眠いじゃろ?」と言った(多分)
で,私が.「まだ大丈夫です」
って答えたら,驚いていたような気がする.
私が一番怖かったのは,麻酔が万が一かからなかったら...ってこと.絶対に痛い!!!
だから,麻酔がかかっていなかったら「かっていません!」って言おうとして緊張してた
全身が今どういう状況なのか神経を張り巡らしていた,(笑)
信用しろよって話ですよね・・・

で,朦朧としながらも起きていた
主治医の先生が,子宮内を観察.すると.
「先生(おじいちゃん先生のこと),もう外に出ているみたいで,無いですね」

手術で外に出そうとしていた組織が,悪露で出ていた模様.
ぼんやりとした頭で,「これやる意味なかったんじゃないかーい!!」と心のなかで叫んだ.

手術はすぐに終わり,(手術と言えることをしたのかは謎.)

看護師さんたちが迎えに来て,またガラガラと進むベッドの上でさっきと逆に目に映る風景を眺めながら産婦人科病棟へと戻った.

そのあとは看護師さんたちが着替えをしてくれたり,そんな処置を受けて,だんだんはっきりと頭が動くようになり,という経過を辿った.

まあ,痛くなくてよかった.

ていうか,神経ぶっ飛ぶギリギリのところで覚えていた内容だから,全部夢だったのかも,と思っていた.

まあ,とりあえず終わってホッとした.

Posted by poyogami