死産の記録

私は小さい頃に身近な人を亡くしている.

あの時いろんな大人が,「お空で見守っているよ」とか「星になったんだよ」
って言った.
今まであったかかったのに冷たくなって,かたくなって,焼かれて,骨と灰になって, ...

死産の記録

夕方になり,ラミナリアの2回目の処置の時間になった.

それまでの気持ちの変化もあり,やるぞ!という気持ちにはなっていたが,やっぱり痛いもんは痛い.
かなりドキドキする...
処置までにやったことは,赤ちゃん ...

死産の記録

赤ちゃんが亡くなっていることを告げられたときから,ショック状態のまま入院して,
気持ちの整理なんて全然つかなかった.

この処置だって,死んでる赤ちゃんを痛みの中産むなんて何も良いことがない,何の意味もないお産だ,と ...

死産の記録

赤ちゃんをもっと感じてあげられたら良かった.
この子は私にいろんなことを教えてくれたのに...

そんなことをぼんやり思っていて,そして,この子に何ができるんだろう.

そう思うようになった.

...

死産の記録

本の中で,ある赤ちゃんが,「ママは私のこと全然見ていないんだもん」
と言っていた.

それでハッとした.

私もちゃんと赤ちゃんのことを感じようとしてあげられなかったかもなあ.
「まだ胎動がないから ...

死産の記録

3冊はすべて同じ作者,胎内記憶の研究をしている池川明さん
という産科医の先生が書いた本だった.

その中に,「ママ,さよなら,ありがとう(天使になった赤ちゃんからのメッセージ)」という本があった.これを読もうと手に取 ...